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2009年1月26日 (月)

vol.12 やきもののかみさま?!

日本にたくさんある神社や寺院。歴史あるものも多く、神社や寺院巡りが好きな方も、結構いらっしゃいますよね。

仏像好きと言えばみうらじゅんさんですね。「阿修羅ファン倶楽部」が記憶に新しいです。

・・・ちょっと話がズレましたが、今日は、「やきもののかみさま」を祀っているという神社の記事をご紹介します。

「やきもののかみさま」を祀るなら、その場所は、やっぱり焼き物が有名な瀬戸とか、備前、有田・・・

と思いきや、なんと、大阪にあるんです。

087 こちらがその神社。大阪市にある「火防(ヒブセ)陶器神社」と言って、「やきもののかみさま」とは具体的には土の神「大陶祗神(オオスエツチノカミ)」と、火を司る神「迦具突智神(カグツチノカミ」が祀ってあるそうです。

そうですよね、「やきもの」と言えば、。ナツトク。

やきものの神社だけあって、陶器のお皿が飾ってあります。

しかし、なぜ大阪にと言うと。この地域は「瀬戸物町」と呼ばれ、「窯元のまちではないが、西日本の陶磁器やタイルの流通拠点として隆盛を極めていた土地なのだ。」

商人のまち・大阪ですね。ここに集められた陶磁器が、東京のほうにも運ばれてきていたんでしょうか

でも、実はこの神社、戦火で焼けた後、埋め立てという憂き目に遭い、昭和46年(1971年)に現在の社殿が建てられた、建築的には新しいものなんだそう。

中もスゴイ「神様に捧げられた芸術作品」である陶板がぎっしりで、「陶板の小宇宙」という小見出しを著者はつけています。

そして、お賽銭箱もタイル張り 0874_2 0873

でも、考えてみれば、タイルはイスラム圏で発達して、イスラム寺院を飾ったわけですし。

日本でも塼(セン。中国語でレンガ等の総称)や瓦が使われ始めたのは6世紀後半の仏教寺院の建設からだとの事ですから、「やきもの」と「宗教」の繋がりは深く、濃いとも言えますね~。

本日のブログ:2008年7月号『タイルの本』「新タイル建築探訪⑦ 火防陶器神社 神様に捧げられた陶板 大阪歴史博物館学芸員・酒井一光氏」より抜粋・引用

※『世界のタイル 日本のタイル』(2000.世界のタイル博物館 編、INAX出版)も参考にしました。 

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コメント

火の神+土の神=やきものナルホド~
たしかに火災には強そう。
陶磁器の絵付けは発色があざやかで、木製の神社とはまた違った雰囲気とあじわいがありそうですね。なにげにコマ犬もやきものですね
よくお寺にある、地獄絵図とかの絵巻物、あれを陶板でつくったらきれいかもでも大きな陶磁器をつくるのは高い技術を要するんでしょうね
お賽銭箱、ちょっとタバコの吸い殻入れっぽいのが、カワイイなぁ

投稿: おはな | 2009年1月29日 (木) 13時36分

地獄絵図の陶板ってすごそうだな・・・(゚ー゚;
燃えさかる高温の炎の中で焼成されて出てくる、燃えさかる炎の地獄絵図・・・

お賽銭箱、私も「ちょっと吸殻入れっポイ。」と思ってました

投稿: マナ | 2009年1月29日 (木) 23時45分

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