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2009年1月 5日 (月)

Vol.9 ヒートアイランドにクールアイランドタイル★

真冬のさ中に季節感のないタイトルで恐縮ですが・・・

今日は、昨今、都市で問題になっている「ヒートアイランド現象」に効くタイルとして注目度大の「クールアイランドタイル」についての記事をご紹介いたします。

そもそも、ヒートアイランド現象って何というお話ですが。

カンタンに言うと、都市というのは、道路(アスファルト)やビルに囲まれていますよね。

それで、アスファルトというのは熱の吸収率が非常に高く

直接道路に太陽が当たるだけでなく、ビルの壁面に降り注ぐ太陽熱も反射されて、なんと道路に向かい、道路に吸収されちゃいます。

そして都市の温度はさらに上昇、空調が強くなってCO2の排出量も増え・・・という悪循環をもたらす「ヒートアイランド現象。」なんです。

そこで、名古屋工業大学・岩尾教授はこのヒートアイランド対策を研究

その結果生まれたのが、クールアイランドタイルです。0810_2

「従来のタイルの太陽光反射特性としては、太陽光は路面に向かって反射され、路面を加熱しますが、クールアイランドタイルでは、入射する太陽光はタイル表面に形成された反射角で天空(宇宙)に向けて反射されます。」

太陽光を道路に反射するんではなく、天空に向かって反射する。天空に向かって反射できるよう、タイル表面はギザギザの波形になっており、しかも、そのギザギザ具合は、「日本の様々な日照条件の中で最適な効果が得られるように設計されている」んだって~

すごい

ちなみに見た目はこんな感じ。0810

こちらでもっと綺麗な画像が見られます。)

この画期的な「クールアイランドタイル」は、いち企業がその技術を独占するのではなく、地場産業全体で技術を共有して欲しいとの大学側の意向があり、岐阜県のタイルの組合などに所属する計37社が集まって、「美濃焼 クールアイランドタイル」という名前で地域ブランドとして誕生したそうです。

まさかタイルが、地球の温暖化や、ヒートアイランド現象の抑制に一石を投じるとは・・・ですよね。

ジワジワと広がりを見せていけば面白いですね

本日のブログ:2008年10月号『タイルの本』「特別レポート クールアイランドタイルいよいよ始動!美濃焼クールアイランドタイル振興会会長・宮川憲太郎氏に聞く」より抜粋・カッコ内は全て引用

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コメント

ほうほう
すごいねークールアイランドタイル!

私はまさにヒートアイランドの一番ひどい地域で生活しているので、夏はコンタクトしててもサングラスに日傘をする程。
こういった地球にやさしい素材が広まっていくといいね。

投稿: ととじ | 2009年1月 5日 (月) 20時50分

ちょっと季節はずれすぎる話題かしら。
しかもお正月とか全然関係ないし
とか思っていたら、さっそくコメントで反応してくれて
ありがとうございます

おもしろいよね、クールアイランドタイル。
ネーミングもイイと思うんですが。
従来のタイルとの比較の写真、かなりわかりやすいし、
「来る!地球をすくうクールアイランドタイルッ
って感じですよね。

投稿: マナ | 2009年1月 5日 (月) 21時46分

あけまして
ピンクに模様替えですね
今年もどうぞよろしく
クールアイランドタイルと聞くと、冷却するタイル?とか思いますけど、ヒートアイランドの原理がそもそも、ビルに反射した光がアスファルトに吸収されて…とは全然知りませんでした。反射した光は人にも注がれるのだから、そりゃ熱いわけですねぇ
「美濃焼」のネーミングが、やきもの感あってうれしいです

投稿: おはな | 2009年1月 7日 (水) 23時44分

おはなさん、今年もよろしくご贔屓に
2009年で心機一転(?)、
グリーンからピンクにしてみました

「クールアイランドタイルと聞いて冷却するタイルと思った」
のは、そう言われてみれば正しい発想ですよね。
タイルは釉薬のテカりに、ヒンヤリした質感がありますもんね。
寒がりの私としては、そのヒンヤリした質感に、
「お風呂の床とかにはちょっと・・・」
という抵抗感があるんですが。
最近では、「冷たくないタイル」なるモノもあるそうですよ。
すごいなあ


投稿: マナ | 2009年1月 8日 (木) 16時47分

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