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2009年2月

2009年2月20日 (金)

タイル職人の会話劇、公演!

左官屋さんが主人公の連続ドラマ、「ありふれた奇跡」について書いたとき、「タイル職人が主人公のドラマや漫画はないのでしょうか・・・」とコメントしました。

が!!!

なんと、タイル職人の会話劇が、4月10日(金)~26日(日)まで、東京の新国立劇場で公演されます(←拍手のつもり。)

北アイルランドを代表する劇作家オーウェン・マカファーティーの『シュート・ザ・クロウ』。

マカファーティー(おもしろい名字ですね。)さんは、なんとタイル張り職人だったそうですから、現場のナマの声が聞けそうですね

キャストも超豪華

板尾創路・柄本祐・阿南健治・平田満 各氏(拍手~!!!)

4人のタイル職人っぷりがたのしみですね~~~

チケットも8日(日)から好評発売中だそうです。必見

くわしくはこちら

いやー、これはもうぜったい見たいですね

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2009年2月16日 (月)

Vol.14 表参道をいろどる建築&レストラン

東京は、近年の再開発で、お出かけスポット盛り沢山ですが、表参道もそのひとつ。

今日は、そんな表参道をいろどるレストランの記事をピックアップします

0811 こちらは、表参道に11月オープンの商業ビル「GYRE」5Fにあるレンストラン「うかい亭」。

客席カウンターバックになっているのが、注目のモザイクデザイナー 曽根 研さんが手がけたモザイク装飾です。

「うかい亭」は、八王子・横浜・銀座・あざみ野にも店舗があり、4店舗とも曽根さんがモザイク装飾をされているそうです。

08112

「表参道のブランド性やGYREのファッション性に適応したデザイン」を追及し、「試行錯誤した結果、最終的に和様の『青海波』のデザインを大理石のパターンで表現する案が採用されました。和の柄を洋の材料でどう表現するか。そこで、大理石の上にガラスモザイクをクリア(透明)な接着剤で二重張りし、それを金のラインで分割するプランがおもしろいと思いました。」

手がこんでいます・・・

大理石・ガラス、そしてアクセントの金の波形ラインがラグジュアリー

ちなみに、「うかい亭」が入っているビル「GYRE」も、表参道をいろどる建築物として要チェック

08113_2 こちらは、「うかい亭」を紹介している同号、「第9回ダントー タイルデザインコンテスト」の記事から、見事優秀賞を受賞した「GYRE」。

階層ごとに回転させるという、おもしろいコンセプトの建物です。

外装に使われているのが凹凸状ににぶい光沢を施したタイルだそう。

「鈍く反射するタイル面が太陽光との角度によって劇的に表情を変えることで、階層毎、面毎のずれをより明確にしている。」

店舗でのタイル使いがしずかなブームとなっているそうですが、表参道に出現した「GYRE」と「うかい亭」のタイルは、いずれもフツウのタイル使い+αという感じ。

いろいろなタイルの使われ方に注目していきたいですね

本日のブログ:2008年11月号『タイルの本』「タイルのある風景5-モザイク装飾による雅やかな空間演出。」「特別レポート 第9回ダントーTILE DESIGN CONTEST入賞発表」より抜粋・引用

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2009年2月 8日 (日)

Vol.13 モザイクの魅力、ここにあり。

「この建物にモザイクがあることを知っている人が何人いるだろう。」

今日は、こんな一言で始まる記事をご紹介します。

「この建物」とは、東京都中央区にある八重洲ダイビルです。

0810_2 こちら、入り口部分。

ここにもモザイク部分が写り込んでいます。が

うーん、なるほど これは言われなければわからないですよね

「八重洲ダイビル」という看板の上、プランターが植えてあるその背景が、本日の主役のモザイク部分になります

1階の各店舗の窓の上、写真と同じ空間に、モザイクが張り込まれているんだそう。

「モザイク画」というと、なんとなーく、色鮮やかなものをイメージしてしまう・・・のは私だけでしょうか。

以前、このブログでも紹介しました Vol.7 キモノなタテモノ なんかは、まさに、「モザイク画!」っていう感じがするので、それに比べると、ちょっと地味かなあ・・・なんて思ってしまいますが。

でもでも、実は。

このビルこそ、モザイクをモザイクたらしめている「テッセラ」(モザイクに使われる材料の一片)の表情を、いちばん魅力的にみせる作られ方をしているんですね。

0810_3 「テッセラに鮮やかな色がついているとテッセラ自体よりも色のほうが見えてくる。そこで思いつくのはモノクロのテッセラのみを用いて作ることである。色がなくても、テッセラの形、大きさ、厚み、目地の幅、目地の動き、凹凸など、表現要素には事欠かない。」

なるほど、そう言われてみれば、確かに。

一見の派手さはないですが、よくよく見ると表情のおもしろさが、色鮮やかなものよりもよくわかるような気がしますね

でも、「デザイン」や「色味」以外でも、こんなにも(テッセラの形、大きさ・・・以下、同上)たのしめる部分があるなんて、オドロキというか、人生トクした気分

「モザイクの見方」を通して、他のものの新しい見方もおしえられるような気持ちです

本日のブログ:2008年10月号『タイルの本』「モザイク建築ラビリントス⑦八重洲ダイビル-白のヴァリエーション モザイク作家・喜井豊治氏」より抜粋・引用

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2009年2月 3日 (火)

タイルっていつからあるの?

ところで、タイルって一体いつ頃からあるのかご存知でしょうか

ではクイズ

世界最古と言われているタイルは何年&どこのモノでしょうか~???

BC27世紀頃のエジプトで

BC6世紀頃のバビロニア(現在のイラク地方)で

10世紀頃にイスラム教の勃興・発展とともにイスラム教圏で

答えは最後にありますので、考えてみてくださいね

ちなみにタイルの仲間・れんがはBC7000年頃()にメソポタミヤ文明で、土などを固めて乾燥させただけの「日干しれんが」(日干しれんがについて面白いコラムを見つけました。こちらを使った建築物が見られたそうですよ。

紀元前7000年って言ったら、今から約1万年前じゃないですか。考えただけで気が遠くなりそう・・・

映画『バベル』(2006年アメリカ)、ご覧になりましたか

ブラピガエル・ガルシア・ベルナルというイケメン俳優が出演日本人の菊地凛子さんが、この映画でアカデミー賞候補になって話題になりました

映画のコンセプトになったのは、『旧約聖書』に出てくる「バベルの塔」というお話なんですが、話の冒頭、こんな記述があるんです。「彼らは互いに言った。『さあ、れんがを作ってよく焼こう。』彼らは石の代わりにれんがを用い、粘土の代わりに瀝青(アスファルト)を用いた。(創世記11章より。)」

「バベルの塔」の話は、一つ言葉であった人たちが、「天に届く塔を建てて名をあげよう」と言って建て始めると、神がそれを見て彼らの言葉を混乱させ、塔の建設はされなくなった、という話です。

この「塔」、「古代アッカド王国」(紀元前2300年代~2100年代頃)の時代にバビロニヤの地方で見られたジッグラド(Webの百科事典に載ってました~。こちら。)という、宗教的な意味合いを持った塔のことなんじゃないか、との見解があるらしく。

ちなみに、日干しれんがが発展して、焼成れんがの技術が生まれたんじゃないかと言われているのが大体BC4000~3000年くらいのことだそうです。

とすれば、「バベルの塔」はれんがで建設されていたんだろうな~、と想像がふくらみますねえ・・・

さてさて、クイズの答えは

BC27世紀、エジプトのジュセル王という王様の階段状ピラミッドに使われているのが、「エジプト・ファイアンス・タイル」。世界最古の施釉タイルと言われています。

れんがに比べれば歴史は浅いですけど、それでも紀元前ですからねえ。

長い長いタイルの歴史。いろいろな変遷を経て、今の日本で目にすることが出来るわけです。スゴイですね

★以下の図書を参考にしました★

『世界のタイル 日本のタイル』2000.世界のタイル博物館:編 INAX出版

『タイル手帖』2008.全国タイル業協会:編

『新実用聖書注解』2008.宇田進 他:編 いのちのことば社

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