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2009年2月 8日 (日)

Vol.13 モザイクの魅力、ここにあり。

「この建物にモザイクがあることを知っている人が何人いるだろう。」

今日は、こんな一言で始まる記事をご紹介します。

「この建物」とは、東京都中央区にある八重洲ダイビルです。

0810_2 こちら、入り口部分。

ここにもモザイク部分が写り込んでいます。が

うーん、なるほど これは言われなければわからないですよね

「八重洲ダイビル」という看板の上、プランターが植えてあるその背景が、本日の主役のモザイク部分になります

1階の各店舗の窓の上、写真と同じ空間に、モザイクが張り込まれているんだそう。

「モザイク画」というと、なんとなーく、色鮮やかなものをイメージしてしまう・・・のは私だけでしょうか。

以前、このブログでも紹介しました Vol.7 キモノなタテモノ なんかは、まさに、「モザイク画!」っていう感じがするので、それに比べると、ちょっと地味かなあ・・・なんて思ってしまいますが。

でもでも、実は。

このビルこそ、モザイクをモザイクたらしめている「テッセラ」(モザイクに使われる材料の一片)の表情を、いちばん魅力的にみせる作られ方をしているんですね。

0810_3 「テッセラに鮮やかな色がついているとテッセラ自体よりも色のほうが見えてくる。そこで思いつくのはモノクロのテッセラのみを用いて作ることである。色がなくても、テッセラの形、大きさ、厚み、目地の幅、目地の動き、凹凸など、表現要素には事欠かない。」

なるほど、そう言われてみれば、確かに。

一見の派手さはないですが、よくよく見ると表情のおもしろさが、色鮮やかなものよりもよくわかるような気がしますね

でも、「デザイン」や「色味」以外でも、こんなにも(テッセラの形、大きさ・・・以下、同上)たのしめる部分があるなんて、オドロキというか、人生トクした気分

「モザイクの見方」を通して、他のものの新しい見方もおしえられるような気持ちです

本日のブログ:2008年10月号『タイルの本』「モザイク建築ラビリントス⑦八重洲ダイビル-白のヴァリエーション モザイク作家・喜井豊治氏」より抜粋・引用

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コメント

一見クールなんですけど、実はアツいビルなんですよね。
わたしもこの記事を読んだとき、このビルの前を通ってもまったく気が付かないだろうと思いましたそんなふうに、気付かないでいる“人の仕事”がたくさんあるんだろうなと、しみじみ思うきっかけになったビルです
都会の街並みに何食わぬ顔して収まりつつ、でもすごくこだわりが込められている、というのは現代風or都会風な主張のあり方のひとつなのかもしれませんね
実際に見たらどんな感じがするのか、行ってみたくなる建物です

投稿: おはな | 2009年2月13日 (金) 10時17分

しぶいですよねえ。
いったい、このビルの前を通る人のうち、何人の人が気がつくのか。
しかも、記事を読むと、あらかじめパネルに張ったり紙に張ったりしたのではなく、8月の暑いなか、現場で1ヶ月以上かけて製作したとか
決して目立って主張しているわけではないけれど、情熱を感じますよねー

投稿: マナ | 2009年2月13日 (金) 22時29分

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