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2009年3月

2009年3月23日 (月)

vol.17 リーチと岸田劉生と1億円

先日発刊になりました「タイルの本」2009年3月号の表紙は、バーナード・リーチの陶器パネル「生命の樹」(1928年)。

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ただいま上野の東京都美術館にて開催中の展覧会「生活と芸術-アーツ&クラフツ展 ウィリアム・モリスから民芸まで」にて実物を見ることができます

3月号では、表紙と合わせて展覧会の特集&東京都美術館の建物についての記事で「都美術館W記事」になっていますので要チェック

ところで、先週の土曜21日に東京・丸の内丸ビルでおこなわれたオークションで、画家・岸田劉生(きしだりゅうせい)の油彩画が1億3500万円()で落札されたらしいのですが。

その画題が「静物(砂糖壺・リーチの茶碗と湯呑・林檎)」(1919年作) 画像はこちらで。

茶碗のうねうねとした柄が「生命の樹」をちょっと彷彿とさせませんか・・・??

ちなみに今回落札されたのとは別に「静物(リーチの茶碗と果物)」(1921年)という作品もあります。 画像はこちらで。 お気に入りの茶碗&湯呑だったんでしょうか

岸田劉生は民芸運動で代表的な柳宗悦やバーナード・リーチと交流があって、リーチの肖像画も描いているみたいです。(「B.Lの肖像(バーナード・リーチ像)」1913年)

しかし、1億3500万円て、すごいですよねえ・・・ でもなんと、劉生作品は3億6000万円で過去に落札された記録があるんですって~。ひえ~・・・

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2009年3月16日 (月)

vol.16 工夫をこらしたタイルが光る!ビッグサイトの展示会

3月3日(火)~6日(金)まで、東京ビッグサイトで展示会がありました!

毎年この時期、東京ビッグサイトでは「JAPAN SHOP」や「ライティング・フェア」などのいくつかの展示会を一挙に開催する大きなイベントをやっています。

タイルのメーカーや商社も、「建築・建材展」という建材の総合展示会に各社出展しています。

私も、大雨のなか、最終日の6日(金)に行ってみました。

だし、なんてったってこの不況のなかだし・・・と思いながら出掛けたのですが、予想に反して多くの人で賑っていました

タイル関係の会社もたくさん、しかも、各社すごく工夫を凝らした展示で、とてもオドロキ&感動しました

岐阜県多治見市は、タイルメーカーがたくさん集まっている日本のタイル産地なのですが、その辺りのメーカーが集まってつくる「セラミックタイル美濃」のスペース一帯は、まさにタイル天国()さながら。

「建築・建材展」の入り口に位置し、とても目立っていましたよ~

私の個人的なハイライトは、タイルでケーキやチョコレートといったお菓子をかたどり、一見するとタイル展示とはわからないフシギなブース。

「なんでお菓子」と不思議でまじまじと見ていると、説明員の方が近寄って来られました。

「あのー、これは、タイルでケーキ屋さんのディスプレイも出来るよ、ということをアピールしているんでしょうか・・・」とトンチンカンなことを聞く私

説明員の方は、「スイーツって、生きていくのに絶対必要なものじゃない。でも、きれいで楽しいし、おいしいし、生活を豊かにしてくれますよね。タイルも同じじゃないかと思って。そういうことで、タイルをスイーツにかたどってみました。」とすばらしい説明をしてくれました。

なるほどね~

他にも、いろいろと、ほんとうに楽しいタイルが目白押しの展示会でしたよ。

昨年の展示会のようすが、2008年4月号のタイルの本に載っていますのでいくつかご紹介。085_3 085_4 085_5

さて、今年はどんなブースが紹介されるのでしょうか・・・???

本日のブログ:2008年4月号『タイルの本』「タイルのある風景4 街並みに、暮らしに・・・新たな魅力を発信する~美濃焼タイル 建築・建材展 セラミックタイル美濃2008」より抜粋・引用

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2009年3月 3日 (火)

vol.15 建物の・・・カケラ?!

今日は、「タイルの本」最新刊の2009年2月号からのご紹介

残念ながらすでに3月1日(日)で終わってしまったのですが、東京都小金井市にある「江戸東京たてもの園」というところで、「建物のカケラ~一木努コレクション」という、たいへんにオモシロイ展覧会を開催していました。

2月号では、展覧会の開催主旨と、展示品をコレクションしてきたコレクター・一木(いちき)さんからのメッセージ、展示企画をした江戸東京博物館助教授・米山さんからのコメントと、展示品の写真が掲載されています。

一木さんという方、ものすご~くユニークなコレクターです・・・

建物が壊される解体現場に足をはこび、数々の有名・無名の建築物の一部を収集、コレクションしているんですよ~

「本展覧会でご紹介する約700点にもおよぶ建物のカケラたちは、現役の歯科医師でもある一木努氏が、約900箇所の解体現場に通い、40年の長きにわたり収集してきた個人コレクションの一部」というのですから、おどろきですよね

092 さてさて、私も先日、すべりこみセーフで、展覧会を見て来ました

外壁タイルの一部や、テラコッタ、看板の一部などなど、建物を構成する、ありとあらゆるカケラのオンパレード

2月号に掲載されていた写真や、「建物のカケラ」という名前から想像して、なんとなーくわりと小さいモノを想像していたのですが。

もちろん、本当に壁の一部のような「カケラ」の名にふさわしいモノから、大人一人でもちょっと運ぶのは大変そうな大きなモノまで、さまざまなカケラたち。

そうか、「建物のカケラ」なんだから、建物って人間よりずっと大きいのだから、「カケラ」と言っても大きいのは当たり前よね

人間よりもずっと大きなモノを作り上げては壊していく人間たち、そしてそれを惜しみ、その大きな建物のカケラを収集し、在りし日の姿に思いを馳せる人間たち・・・

なんだか、人間の業を感じるような、おもしろい展覧会でした~

「カケラ」の実物たちは、やはり、迫力がありました一つ一つの建物のカケラそれぞれに、人間で言えば「思い出」みたいなものが、いろいろと詰まっているんだろうな~

「収集のほとんどが東京の建物だから、久々の帰郷となる。・・・東京に戻り、展示されるカケラたち。そこからもし、在りし日の建物の姿を思い浮かべ、そこで流れた時間までも、感じてもらえたら、カケラにとって、はるばる上京した甲斐があった、ということになるだろう。(一木さんのメッセージより)」

本日のブログ:「タイルの本」2009年2月号「TILES ART LEPORT 建物のカケラ~一木努コレクション 解体された建物のカケラが呼び覚ます記憶-江戸東京たてもの園」より抜粋・引転用

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