日記・コラム・つぶやき

2009年7月15日 (水)

おめでとう!!「シュート・ザ・クロウ」

「北アイルランドを舞台にした4人のタイル職人の会話劇」ということで、『タイルの本』09年4月号にも演出家さんや役者さん、技術指導のタイル職人さんの稽古風景やインタビュー記事が載った演劇「シュート・ザ・クロウ」。

今日の読売新聞で発表されていた「第17回 読売演劇大賞 中間選考」で、受賞候補にエントリーされていました

「読売演劇大賞」は、「毎年1月から12月まで国内で上演した演劇を対象に、作品・男優・女優・演出家・スタッフの5部門と、新人が対象の杉村春子賞、長年の功績や優れた企画を顕彰する芸術栄誉賞を選考する(読売新聞)」もの。

上半期(1~6月)として5部門のベスト5が選考され、これに下半期のものも加わって、来年1月に開く選考会で最終的な受賞が決定されるそうです。

「シュート・ザ・クロウ」がエントリーされたのは、「作品賞」と「スタッフ賞」

作品賞」では、「戯曲のみずみずしさが最大限に生かされた舞台」と評価されてのエントリーだそう。

私も上演を見に行きましたが、すごーーーーーーーくおもしろかったです

4人の個性豊かなタイル職人たちの、それぞれに生きる人生が、「タイル張り」という仕事を通して交差する。

会話のやりとりは軽快で、会場の爆笑・微笑()を誘っていました

だけど、おかしさの中に「かなしさ」みたいなものもあって、味わい深い作品でしたよ

私もたくさん笑わせてもらって、ちょっとホロリと考えさせられて、大満足の演劇でした

役者さんたちが稽古を積んだタイル張りも見応えがありましたよ~

スタッフ賞」では、「シュート・ザ・クロウ」の美術・衣装を担当した伊藤雅子さんがエントリーされていました。

ぜひ、受賞して欲しいですね

その他「作品賞」エントリー作品

・太夫(こったい)さん(劇団新派、1月) ※京都の遊郭を風情豊かに描いた

・関数ドミノ(イキウメ、5月) ※若手劇作家・前田知大が再演

・楽屋(シス・カンパニー、5~6月) ※小泉今日子、蒼井優など新鮮な配役

・炎の人(ホリプロ、6月) ※市村正親がゴッホを好演

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2009年4月23日 (木)

今週末のお出かけ情報♪タイル関連のイベントin新宿

ゴールデンウィークが目前にせまっています今週の週末

どこにお出かけするか、もう決めましたか?

25日の土曜から3日間、新宿駅西口のイベントコーナーで「全技連マイスターによる匠の技フェア」が開催されます

日時

4/25(土)12時~19時(11時30分~12時まではオープニングイベント)

4/26(日)10時~19時

4/27(月)10時~18時

参加技能士会

東京都タイル技能士会のほか、印章技能士会、洋裁技能士会、和裁技能士会、椅子張り技能士会、寝具技能士会、木工塗装技能士会、内装仕上技能士会、調理技能士会などなど・・・。おもしろそう・・・

何があるの?

技能士による実演プログラムや、ものづくり体験プログラム、物品の販売など。

入場は無料なので、タダで技能士の「匠の技」を見て、感じることができます。

我らが()タイル技能士会は・・・

ものづくり体験プログラムは3日間随時やってます。

実演プログラムは25日(土)16:35~17:20(45分間)、26日(日)18:05~18:50(45分間)です。

ふだんはなかなか、タイルを張っている現場って見られないし、体験プログラムがあるのもうれしいですね。

ぜひぜひ、お出かけください

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2009年2月20日 (金)

タイル職人の会話劇、公演!

左官屋さんが主人公の連続ドラマ、「ありふれた奇跡」について書いたとき、「タイル職人が主人公のドラマや漫画はないのでしょうか・・・」とコメントしました。

が!!!

なんと、タイル職人の会話劇が、4月10日(金)~26日(日)まで、東京の新国立劇場で公演されます(←拍手のつもり。)

北アイルランドを代表する劇作家オーウェン・マカファーティーの『シュート・ザ・クロウ』。

マカファーティー(おもしろい名字ですね。)さんは、なんとタイル張り職人だったそうですから、現場のナマの声が聞けそうですね

キャストも超豪華

板尾創路・柄本祐・阿南健治・平田満 各氏(拍手~!!!)

4人のタイル職人っぷりがたのしみですね~~~

チケットも8日(日)から好評発売中だそうです。必見

くわしくはこちら

いやー、これはもうぜったい見たいですね

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2009年2月 3日 (火)

タイルっていつからあるの?

ところで、タイルって一体いつ頃からあるのかご存知でしょうか

ではクイズ

世界最古と言われているタイルは何年&どこのモノでしょうか~???

BC27世紀頃のエジプトで

BC6世紀頃のバビロニア(現在のイラク地方)で

10世紀頃にイスラム教の勃興・発展とともにイスラム教圏で

答えは最後にありますので、考えてみてくださいね

ちなみにタイルの仲間・れんがはBC7000年頃()にメソポタミヤ文明で、土などを固めて乾燥させただけの「日干しれんが」(日干しれんがについて面白いコラムを見つけました。こちらを使った建築物が見られたそうですよ。

紀元前7000年って言ったら、今から約1万年前じゃないですか。考えただけで気が遠くなりそう・・・

映画『バベル』(2006年アメリカ)、ご覧になりましたか

ブラピガエル・ガルシア・ベルナルというイケメン俳優が出演日本人の菊地凛子さんが、この映画でアカデミー賞候補になって話題になりました

映画のコンセプトになったのは、『旧約聖書』に出てくる「バベルの塔」というお話なんですが、話の冒頭、こんな記述があるんです。「彼らは互いに言った。『さあ、れんがを作ってよく焼こう。』彼らは石の代わりにれんがを用い、粘土の代わりに瀝青(アスファルト)を用いた。(創世記11章より。)」

「バベルの塔」の話は、一つ言葉であった人たちが、「天に届く塔を建てて名をあげよう」と言って建て始めると、神がそれを見て彼らの言葉を混乱させ、塔の建設はされなくなった、という話です。

この「塔」、「古代アッカド王国」(紀元前2300年代~2100年代頃)の時代にバビロニヤの地方で見られたジッグラド(Webの百科事典に載ってました~。こちら。)という、宗教的な意味合いを持った塔のことなんじゃないか、との見解があるらしく。

ちなみに、日干しれんがが発展して、焼成れんがの技術が生まれたんじゃないかと言われているのが大体BC4000~3000年くらいのことだそうです。

とすれば、「バベルの塔」はれんがで建設されていたんだろうな~、と想像がふくらみますねえ・・・

さてさて、クイズの答えは

BC27世紀、エジプトのジュセル王という王様の階段状ピラミッドに使われているのが、「エジプト・ファイアンス・タイル」。世界最古の施釉タイルと言われています。

れんがに比べれば歴史は浅いですけど、それでも紀元前ですからねえ。

長い長いタイルの歴史。いろいろな変遷を経て、今の日本で目にすることが出来るわけです。スゴイですね

★以下の図書を参考にしました★

『世界のタイル 日本のタイル』2000.世界のタイル博物館:編 INAX出版

『タイル手帖』2008.全国タイル業協会:編

『新実用聖書注解』2008.宇田進 他:編 いのちのことば社

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2009年1月30日 (金)

生活と芸術-アーツ&クラフツ展に行って来ました♪

只今、東京・上野の東京都美術館で開催中「生活と芸術-アーツ&クラフツ展~ウィリアム・モリスから民芸まで」(~4月5日まで)に先日行ってきました。

平日に行きましたが、老若男女、なかなかの人だかり人気を物語っていますね

ウィリアム・モリス(1834-96)は、ヴィクトリアン時代のイギリスに生きて、生活の中の美を提唱し、産業革命によって工業化と大量生産が進むなか、デザインの美しさ・手仕事の美しさを追求しました。

彼のその活動は、アーツ&クラフツ運動としてイギリスに、ヨーロッパに、そして日本に広がっていきます。

植物や果物の、丸みを帯びたパターンが繰り返される美しいデザインの壁紙カーテン、手織りのタペストリーステンドグラス家具食器、刺繍の施されたベットカバークッションカバー、本の装丁に飾り文字、そして、タイル

展示品の中のタイルの数自体は少ないですが、ウィリアム・モリスのデザインとアーツ&クラフツ運動が、ヴィクトリアン・タイルの発展とデザイン性に与えた大きな影響を、色々なものたちを通して感じることができます。

「日本の近代タイルのルーツは、輸入されてきたヴィクトリアン・タイルにある」という話も聞きますから、ヴィクトリアン・タイルなしに日本のタイルは語れない。そして、アーツ&クラフツ運動ウィリアム・モリスなしに、ヴィクトリアン・タイルは語れない。と言ったところでしょうか

日本では、アーツ&クラフツ運動民芸運動(無名の職人の手仕事の美を讃え、日常生活の美を追求する運動。柳宗悦など。)として広がっていきます。

民芸運動の美の集大成ともいえる、「三国荘」の再現は必見です。暖炉のタイルがステキでした

ところで、以前このブログでも触れました、加瀬亮さんが左官屋を演じる連続ドラマ「ありふれた奇跡」(フジ)の第4話の放送が、1/29(木)夜10時~ありました。

加瀬さん演じる田崎くんの部屋が昨日映し出されたんですが、なんと、ドアや壁がウィリアム・モリスの壁紙デザインで埋めつくされていました

田崎くんは、何でも「800年間支配されていたアイルランドに惹かれる」と言うことで、本棚にはケルト文化に関する本が並び、アイリッシュダンスをヒロインの仲間由紀恵さんと踊るシーンも

ドラマの主題歌を歌うのがアイルランドのエンヤさんという、「アイルランド」繋がりも面白いけれど、まさに民芸運動で言うところの「無名の職人」左官屋である田崎さんが、民芸運動のルーツであるアーツ&クラフツ運動ウィリアム・モリスをスキだ、というところにロマンを感じたのでした

ブログ内の「ヴィクトリアン・タイル」に関する記事は・・・

vol.4 イギリス・タイル紀行

vol.5 東北・猪苗代湖のヴィクトリアンタイル 

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2009年1月17日 (土)

左官職人とタイル職人

知人と『タイルの本』の話をしていたときに言われました。

「タイル職人って左官職人と違うの??」

私も職人事情()はよくわからず申し訳ないのですが、むかし、タイルは左官仕事の範囲だったみたいです。

昭和30年代に、どうやら「タイル業」として職種が分離したらしい。

「タイル」は、「左官」から枝分かれしたっていう感じですかね。親戚業種、みたいなものでしょうかね。

先日発刊になった2009年1月号に、INAXミュージアム(愛知県常滑市)での企画展のメインとして、左官職人の久住有生氏が復元したモザイク壁画の展示があるとの記事がありました。

不景気で、タイル業界も厳しい時代、タイル職人も多能工化しないとという意見がちらほらと『タイルの本』等々で見られたりして

いやいや、やっぱり、「タイル屋の張るタイルはやっぱり綺麗だな。さすがだな。」と言われる技術を磨かないとという意見も、ちらほらと『タイルの本』等々で見られたりもして

なんにしろ、日本のタイル、無くならないで、素敵なタイル空間をつくり継いでいって欲しいものです。よね。

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2009年1月 9日 (金)

加瀬亮の左官屋

普段はなかなかテレビには出演しない加瀬亮さん、私大ファンなんですが、今期の連ドラ「ありふれた奇跡」(フジテレビ、木曜夜10時~)に仲間由紀恵さんと主演しています。

第一話の放送が昨日(1/8)だったので、かなり楽しみに見ました。

それで、加瀬さん演じる男性(田崎さんという名前)の職業が、なんと左官職人なんです

建設中のビルにゴンドラで登っていくシーン、足場に立ってモルタルみたいのを塗っているシーン、事務所で車に「モルタル」と書いてある袋を積み込むシーンなどなどから、「職業は何なの?もしやタイル職人?」と思ったのですが、左官屋さんでした。

昨日は面白いシーンがあって、田崎さんは左官職人であるおじいちゃんに弟子入りしているみたいなのですが、親方であるおじいちゃんには内緒で、漆喰の左官仕事を見学に行きます。

おじいちゃんに結局バレちゃうんですが、すごく怒られるんですねー。

「お前はモルタルの仕事がしっかり出来てれば良いんだ。漆喰なんかじゃ食っていけないんだ」みたいな感じで、おじいちゃん、漆喰職人に敵意むき出し、みたいな。

これからドラマの中で、こんなような「左官の仕事ぶり」がどれくらい見られるのか、ちょっと楽しみです

職人モノの漫画やドラマって結構ありますが、左官やタイル工をテーマにした漫画・ドラマ・映画・本などはあるんですかね

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2008年11月 7日 (金)

ブログのごあいさつ

業界誌ってオモシロイですよね~。

その業界の情報がたっぷり詰まっているので、そこの業界人にはもちろんかなり有用なんでしょうけど、関係ない人が読んでも結構オモシロイ。

業界誌から「意外な発見」をするオモシロ味は、むしろ業界以外の人のほうがある。かも

『タイルの本』も、業界誌です。私は、タイルについては全くのシロウト。

でも、これが結構、面白いんです。

『タイルの本』を、もちろん業界の人たちに、仕事にはしていないけどタイルが好きという人たちに、そして私のような全くシロウトの人たちに、知って欲しいし、楽しんでもらいたいなと思ってブログを書きます。

ブログには、2008年1月から、月刊で出版されている『タイルの本』の中から、私の独断と偏見で記事をピックアップ&ご紹介していきます。

よろしくお願いします

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