特集~紀行編

2009年7月 6日 (月)

vol25 フィン・フィン・フィンランド♪のタイル~『タイルの本』09年6月号

「北欧・フィンランドの夏は短いが美しい。7月、空は抜けるように青く高く、樹木や草花はキラキラ輝く。」

今日は『タイルの本』最新号より、一気にフィンランドに飛んで行きたくなるような印象的な一文で始まるフィンランドタイル紀行をお届けします

全4Pのフィンランドタイル建築紀行のトップを飾るのは、フィンランドを代表する建築家アルヴァ・アールトのコエタロです。

コエタロ(koetalo)とは、何だかかわいい名前ですが、翻訳すると「実験住宅」。

アールトは、短く美しい夏を楽しむための別荘を、コエタロとして、さまざまなアイデアを試したようです。

096_2

上はコエタロの外観、下は、いろいろな形態のれんがやタイルがまさに「実験」されている中庭だそう。

その右側にちょっと見える鮮やかな青のタイル。

青と白は、「湖の青さと雪の白さ」を表すフィンランドのナショナルカラーで、アールトもそのカラーはよく使っていたんだそうですよ

特集にはほかにも、アールトがよく用いたというかまぼこ形のタイルを使った建築や、大学・役所のタイル空間、また、フィンランドの伝統的な磁器メーカー・アラビア(現イッタラグループ)やカイ・フランクがデザインした国民的人気の食器シリーズなどの写真と文で、フィンランドにプチ旅行した気分に浸れます

写真から感じるのは、整然としたデザインに、どこか爽やかさや楽しさ、明るさといった雰囲気があるなあ、ということ。

記事の筆者は、それを「健やかなモダンデザインの精神」と呼んでいます。

女優の小林聡美さん、もたいまさこさん、片桐はいりさんが、ヘルシンキで食堂を営む女性たちを演じた映画「かもめ食堂」。

あの映画も、凛とした中にほんわかとあたたか味のある不思議な雰囲気でしたが、なるほど、フィンランドの精神を映し出していたんですね

行ってみたいな、フィンランド~

本日のブログ:『タイルの本』09年6月号「モダニズムデザインの国・フィンランドのタイル建築/橋寺 知子氏」より抜粋・引用

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2009年4月10日 (金)

vol.18 チュニジアン・タイル

「タイル」と聞いて、思い浮かべる国はどこですか?

私はやっぱり、スペインですかね~。

スペインはガウディのグエル公園(それに引き続いて、東京・立川にある昭和記念公園の、「子どもの森」ゾーンが思い浮かびます。あそこは、グエル公園in Japan のよう

さて今日は、タイルの本7月号の「チュニジア タイル・モザイク紀行」という記事をご紹介。

チュニジア・・・。

『「タイル」と聞いて思い浮かべる国』ではないような・・・。っていうか、どこにあるのという方もいらっしゃるのでは。(かく言う私はそうでした。お恥ずかしながら

場所は、北アフリカ。日本産(?)の世界地図を見てみると、アフリカ大陸の上部、右からエジプト・リビア・チュニジア・アルジェリア・モロッコと並んでいます。

並んでいるというよりは、リビアとアルジェリアにはさまれているという感じ。

地中海をはさんで、イタリアもほど近い位置です

「チュニジアは、カルタゴ、ローマ帝国、その後のアラブ支配の歴史の跡を、フェニキア人の遺跡や古代ローマの遺跡、アラブのメディナに見ることが出来、美味しい果物と食事が楽しめる国である。モザイクやタイルに興味のある人は、一度訪れて欲しい国である。」

へぇ~そうなんだー というわけで、『タイルの本』では、うつくしい写真の数々におもしろい旅のコメントが付いて、10Pにわたっての特集ですが、ここでは一部抜粋しておとどけします

どうぞチュニジア気分を味わってください

087_2

「世界遺産チュニスのメディナを散策して絨毯売の店に入り、細い階段を昇り屋上に出ると、そこにはタイルが壁一面に貼られていた。」

0872

「トズールに宿泊、夕食を大富豪の家でご馳走になるが、部屋は全面タイル張りの豪華な部屋であった。床面はタイル張りまたは絨毯が敷き詰められていた。ホテル内も濃い青と薄いブルーと白の取り合わせが美しいタイルがあちらこちらに使用されていた。」

0873jpg

「ナブールへ。ここは焼き物で有名な町で、店頭にはアラベスク文様の陶器や素焼きの甕がぶら下がっていた。16世紀、スペインを追われたアンダルシア人がここに定住し、緑や黄色の上薬を使った高度な技術の陶器作り(ナブール焼)を伝えたことにより始まった町である。」

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「サハラの夕日を見に行った。サハラは砂漠の意味で、サハラ砂漠という表現はおかしいとのことである。」

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「(ドゥッガ遺跡は)ローマ遺跡の保存状態が最も良いところである。未発掘の遺跡が沢山あり、発掘によりどんなモザイクが出て来るか楽しみが残る場所である。ローマ人の住宅から出土したモザイクがあり、ホメロスのオデッセイアの物語の部分をモチーフとした『ユリシーズとセイレーン』は特に有名である。殆どのモザイクはバルドー博物館に収蔵されているが一部床面モザイクが残っている。」

ちなみに、この「バルドー博物館」、チュニジアの首都チュニスにある博物館で、「モザイクの収蔵数は世界でも最大規模でチュニジア全土から集められた幅広い作品群」だそうです

奥深いねえ・・・チュニジア。

本日のブログ:「タイルの本」2008年7月号「特別寄稿 チュニジア~タイル・モザイク紀行/蒼宇モザイク 原 恒夫」より引用・転用・抜粋

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2009年1月13日 (火)

Vol.10 タイルのいえin奄美

「この冬一番の寒さ!」なんて声が、毎日のようにテレビのお天気コーナーで聞かれる季節になってきましたね。サムイサムイ

こんなときに思い描く、憧れの場所と言えば・・・

やっぱり南国ですよね~

今日は、雄大な自然が残る南国奄美大島にある「タイルのいえ」を特集した記事のご紹介です。

 ペンションふうのお洒落な白いいえ

088_2 こちらは、奄美のタイル職人、三腰さんの住宅です。

三腰さんは、この道40年の大ベテラン。

「60歳になったらタイル施工の最前線からは身を引いて、奄美の紺碧の海の見える渚に内外装をタイルで埋めつくした家を建て、自給自足で悠々自適な生活をする」夢を叶えて建てられたのが、こちらのステキないえです。

外装は白の全面タイル張り。内装もタイルづくしです・・・088_2_2

しかも、なんとバリアフリー設計。

雑誌のスキャン画像なので、あまり綺麗にわからないんですが、色使いも、全体的にとても開放的です。

奄美の碧い海と空に映えそうな、すてきな白いタイルのいえです。

 和風でシック、モダンな現代建築

088_3 こちらは、三腰さんがタイル施工を手がけたO邸。

シックでモダンで、「白いいえ」とはまた違った味わいがありますよねえ

088_4 ←これは、中庭の壁。「石積調ボーダータイル」というのを使って、和の雰囲気を出しているんだって。

しかも、(またまた、このスキャン画像ではよくわからないんですが)上から水が流れていて、夜にはライトアップされるとか。

088_4_2 ←こちらはテラス。

階段とテラスに使用されている、やさしいピンクベージュのような色合いのタイルは、玄関や中庭、居室の一部床・壁にも使われていて「建物全体に通底する美しいトーンを奏でて」います。

タイルのいえin奄美、いかがですか

先日、本屋でカーサブルータスをパラパラ見ました。

『最強・最新!住宅案内2009』とあって、さてタイルはどれ位使われているかしら・・・と思って見てみたんですが。

ほとんど、ない。いや、全くなーい(立ち読みなので断言出来ませんが。)

奄美の三腰さん。「こうした住まいづくりがユーザーから求められるようになると、タイルの出番ももっと広がってくると思うのですが・・・」

本日のブログ:2008年8月号『タイルの本』「巻頭カラー特集 奄美大島のタイルづくしの住まい-南海の離島で奮闘するタイル屋さんの仕事から【三腰邸】【O邸】」より抜粋・引用

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2008年11月27日 (木)

Vol.4 イギリス・タイル紀行

本日は2007年0号(創刊準備号)『タイルの本』より、イギリス・タイル紀行をご紹介します。

イギリスには、ヴィクトリアンタイルなるものがあって。

産業革命によって生まれた中産階級が、自宅などの装飾にこぞってタイルを使用したらしく、それがヴィクトリアンタイルという「装飾する魂が、タイルを使って大爆発した時代」を生んだんだそうな・・・

産業革命のときに在位していた女王ヴィクトリアの名前にちなんで付けられたみたい

ヴィクトリアンシティと呼ばれる所もあって、曰く、「ヴィクトリア時代の建物が町並を形成している街」で、マンチェスター、バーミンガム、グラスゴーなどなど。

こちらはそのマンチェスターのペベリル オン ザ ピーク なんと!建物もタイルも当時のまま!

070

イギリスといえば、ガーデニング留学する人もいるみたいですけど、ガーデニングもこのころから始まったんだそうです。あと、デパートができ始めたのもこの頃なんだって

デパートのハロッズO70

なんか、ロイヤル~

そして、著者もビックリな凄タイルは、このハロッズの中に・・・

070_2 ←こちら。  ハロッズのフードホール(食料品売り場)。

「旅は終わりに向かっていた。マンチェスターからの帰り道、通訳の人が思い出したようにつぶやいた。『そういえばハロッズのフードホールに素敵なタイルが貼ってあった。とてもきれいだったことを思い出した。』・・・足を踏み入れて、慄然と立ち尽くした。なんと、タイルの園、すべてタイルが貼られている。そのきれいさ、華麗さ、豊かさ、圧倒的なタイルの空間に、呆然となった。」(以上カッコ内本文より引用)

本誌には、半ページの大きさで、ハロッズフードホールの写真が掲載されています。

「思い出したようなつぶやき」によって遭遇したのが、旅のハイライトっていうのが、旅情を誘いますよね。

圧倒的な感動は、自分の予想外のトコロにこそあるのかも・・・

本日のブログ:2007年0号『タイルの本』特別寄稿「イギリス・タイル紀行~装飾の華/INAXライブミュージアム館長・辻 孝二郎氏」より抜粋・引用

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